旅立ちの歌 全曲歌詞
旅立ちの歌
ぬちどう宝
なんくるないさ
100億光年の孤独
落涙
リストカッター
Sorry
もしもぼくが死んだら
Be here now
Born to love
おまえの舌苔を陽にさらせ
おやすみ
1. 旅立ちの歌
もしも君が傷ついたり
つまずいたり へこんだら
青いネガは部屋に捨てて
旅に出てみないか
空に抱かれ 海に抱かれ
陸に抱かれ 夢見る
見知らぬ街 見知らぬ人
見知らぬ自分
せまいせまい平均台 列にならんで
背中押されどこへむかう
落ちろ落ちろ! そして目覚めろ
地面が君を受けとめる
風のように 鳥のように
川のように歌うよ
へたくそでも君にとどけ
旅立ちの歌
もしも君がひきこもって
つらい思いするなら
冷めた涙雨に流し
旅に出てみないか
森と遊び 虹と遊び
影と遊び 見つける
変わる景色 変わる気持ち
変わる自分を
走る走る暴走列車止まらないなら
窓を開けて外へ飛びだそう
逃げろ逃げろ! そして旅立て
大地が君を歩ませる
花のように 草のように
月のように歌うよ
つたなくても君にとどけ
旅立ちの歌
まわるまわる星のうえで旅をつづける
人生はめぐる輪のように
生まれ死んで 生まれ死んで 生まれ
もう一度君と出会うんだ
君のままに 在るがままに
愛のままに歌おう
不器用でも天にとどけ旅立ちの歌
へたくそでも君にとどけ旅立ちの歌
つたなくても君にとどけ旅立ちの歌
ラララ2. ぬちどぅ宝
青い海に還りし命
神の贈りし赤子の瞳
灰土の島に芽吹いた命
名もなき花の可憐な姿
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
ほかに従う理はなし
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
あああ海がなるさ
愛しい里に育む命
風に舞い飛ぶ子どもらの声
熱き想いを秘めたる命
恋の喜び愛の苦しみ
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
ほかに従う理はなし
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
あああ花が咲くさ
市に売られし子豚の命
朝夕いただく海山の幸
ウタキに祈る老婆の命
森をふるわす精霊の歌
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
ほかに従う理はなし
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
あああ風が吹くさ
崖を飛びこむ乙女の命
耳をつんざく砲弾の音
鎌で首切る農夫の命
波に洗わる戦死者の骨
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
ほかに従う理はなし
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
あああ空がなくさ
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝
ぬちどぅ宝 ぬちどぅ宝3. なんくるないさ
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
上をむいたら空がある
前をむいたら海がある
下をむいたら花がある
横をむいたら君がいる
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
足踏みしたら靴がへる
走り出したら鬱がへる
風が吹かぬとぼやくより
風を感じてつっぱしれ
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
金はないけどひまがある
知恵はないけど夢がある
過去と他人は変えられぬ
未来と自分は変えられる
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
胸を焦がして泣くよりも
鍋を焦がして飯を食え
善や正義に酔うよりも
歌い踊って酒に酔え
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
好きと言えずにちむどんどん
おててにぎれずちむどんどん
われかなさんどーはなさんど
それも言えずにハムサンド
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
島は島でもひとつじゃない
海の下では陸つづき
人は人でもひとりじゃない
赤い血潮で結ばれる
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
生まれ育ちはちがっても
いちゃりばちょーでー ちむぬわてぃーち
たとえはじめて出会っても
ちちぢむーどぅ かなさぢむ
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ
死んで花実が咲くものか
ぬちがふーどぅ しでぃがーふー
しまんちゅ かみんちゅ うまんちゅ
にふぇーでーびる かなさんど
なんくるないさ なんくるないさ
なんくるないさ さっさっ
死なないていどに命がけ4. 100億光年の孤独
ぼくらはどこから来て
どこへ帰ってゆくのだろう
夜空の星にきいても
答えはない
朝露に光る蜘蛛の巣
無限に膨張するコスモス
ひねもす考えても
答えはない
100億光年の孤独
誰かそちらにいますか?
100億光年の孤独
僕はここにいるよ
ぼくらはなぜ出会って
なぜ別れていくんだろう
微笑む君にきいても
答えはない
冷めたカフェラテの紙コップ
捨てる君は携帯をハングアップ
これからどこへいこうか
答えはない
100億光年の孤独
誰かそちらにいますか?
100億光年の孤独
僕はここにいるよ
あなたは誰ですか
そして僕は誰ですか
鏡に問いかけても
答えはない
毛先の反った歯ブラシ
気ままなひとり暮らし
「ただいま」とドア開けても
答えはない
100億光年の孤独
誰かそちらにいますか?
100億光年の孤独
僕はここにいるよ
死んだらどうなんの
また生まれ変われんの
死人に口なし
答えはない
こんなぶさいくな毎日を
生きていてなんになるの
自分で見つけなきゃ
答えはない
100億光年の孤独
誰かそちらにいますか?
100億光年の孤独
僕はここにいるよ
100億光年の孤独
誰かそちらにいますか?
100億光年の孤独
僕はここにいるよ
応答せよ
応答せよ
応答せよ5. 落涙(らくるい)
忍ぶれど色めく恋は
春野に芽吹く名もなき花
桃色の吐息残して
散りゆく桜知る人なし
はらはら舞い落ちる
うつせみの命よ
そなたの心に降り積もれ
君恋し 君恋し
我が衣手は乾く間もなし
黒髪の 黒髪の
乱れし森に落涙せよ
たまゆらの夢見し恋は
夏山の端にいざよふ月
花影に相見しときの
まばゆき瞳いとうつくし
くるるるゆふぐれに
くるへる八咫烏
そなたのもとへと連れて行け
君恋し 君恋し
我が身焦がして燃え上がる
くれないに くれないに
血しぶく空に落涙せよ
たはむれに終わりし恋は
もみじひと葉の命なり
音もなく川面に落ちて
岩打つ波に泡と消えよ
ひらひら舞い踊れ
てふてふの御霊よ
そなたの手のひら舞い降りろ
君恋し 君恋し
我をつくして愛せども
無常なる 無常なる
神なき修羅に落涙せよ
いたづらに過ぎゆく時よ
冬枯れの野に君は眠る
旅に死す君の面影
とわに消えまじ笑顔のまま
さやさやささやいて
きらきらきらめいて
つれなき憂き世を輝かせ
君恋し 君恋し
我彼岸まで君を愛す
慈悲深き 慈悲深き
母の大地に落涙せよ6. リストカッター
どうしようもなく自分が嫌い
だからこのまま消えてしまいたい
なんとなくみんなが恐い
だからこのままそっとしておいて
大人にもまだなれなくて
子どもにもかえれない
生きてるの? もう死んでるの?
それすらわからない
青いカミソリ 白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
悲しいくらいに生きてる
たえがたく自分は醜い
だから愛する資格なんかない
やるせなくあなたが恋しい
だからこのままいてもいいですか
幸せにもまだなれなくて
不幸にもなりきれない
生きてるの? もう死んでるの?
それすらわからない
青いカミソリ 白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
淋しいくらいに生きてる
わすれがたく空は澄んで
だからいつかは還ってゆける
かえがたく世界は在って
だけどいつかは笑ってくれる
ふつうにもまだなれなくて
狂うこともできない
生きてるの? もう死んでるの?
それすらわからない
青いカミソリ 白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
愛しいくらいに青いカミソリ 白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
愛しいくらいに青いカミソリ 白い手首に
赤い血が走る
生きてる わたし生きてる
愛しいくらいに7. Sorry
Mama sorry I’m sorry
こんなはずじゃなかったんだ
期待どおりになれなくて sorry
Mama sorry I’m sorry
一生懸命やったんだけど
いい子にはなれなかったよ sorry
空はこんなにも大きくて
僕はこんなに小ちゃくて
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう
Papa sorry I’m sorry
どうしようもなかったんだ
思いどおりになれなくて sorry
Papa sorry I’m sorry
僕なりにがんばったんだけど
偉い人にはなれなかった sorry
太陽はこんなにも輝いて
僕にはまぶしすぎるよ
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう
Baby sorry I’m sorry
君のせいじゃないんだよ
すべて僕が悪かった sorry
Baby sorry I’m sorry
もう一度やり直せるかな
ひざの砂をはらって sorry
世界はこんなにも頑丈で
僕はこんなにも無力で
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう
夢はこんなにもふくらんで
僕はもう支えきれない
わかってるよ わかってるよ
自分でも わかってるんだ
わかってるよ わかってるよ
わかってるよ わかってるんだ
わかってるよ わかってるよ
愛してくれて ありがとう8. もしもぼくが死んだら
もしもぼくが死んだら
笑顔で見送ってちょうだい
涙は君に似合わない
泣き顔なんてしまんない
いやでもあの世で会えるから
もしもぼくが死んだら
川にでも流してやってちょうだい
墓石なんていらない
葬式なんてくだんない
墓場は丸ごと地球だから
Say see You again 今世はありがと
Say say see You again 来世もよろしく
もしもぼくが死んだら
みんなであざ笑ってちょうだい
最後まで救いようのない
こんなバカ見たことはない
陽気に飲んで歌ってちょうだい
もしもぼくが死んだら
「幸せもん」とねたんでちょうだい
後悔なんてはやんない
未練は鼻クソほどもない
なぜなら君に出会えたからSay see You again 今世はありがと
Say say see You again 来世もよろしくもしもぼくが死んだら
シカバネ踏み越えてってちょうだい
いけないとこはどこもない
やれないことはなにもない
そのまま 素のまま 我がままにもしもぼくが死んだら
みんな仲良くやってちょうだい
憎しみなんてつづかない
わかりあえないはずはない
愛し合うために生きてるんだ
清少納言 You again 春はあけぼの
征夷大将軍 You again アイヌネノアンアイヌ
Say see You again 今世はありがと
Say say see You again 来世もよろしくSay see You again 今世はありがと
Say say see You again 来世もよろしくSay see You again マジでありがと
Say say see You again んじゃまたよろしく
Adios Amigos !9. Be here now
まにあわないかもしれない
でも走らないではいらんない
Wake up be here now
今ここしかない
かなわないのかもしれない
でもやってみなくちゃわからない
Wake up be here now
今ここしかない
すりむいた傷
風が乾かし
ずっとずっと待っていたよ
きっときっと出会えるって
Wake up be here now
今ここしかない
過去も未来もありゃしない
あるのは連続する今
Wake up be here now
今ここしかない
be here now
とどかないのかもしれない
でも歌わないではいらんない
Wake up be here now
今ここしかない
愛されないかもしれない
でも愛さないではいられない
Wake up be here now
今ここしかない
あふれる涙
大地に沁みる
ずっとずっと待っていたよ
きっときっと出会えるって
Wake up be here now
今ここしかない
昨日の鎖をふりほどけ
明日に夢を預けるな
Wake up be here now
今ここしかない
be here now
空間を超え
時間を超え
ずっとずっと待っていたよ
きっときっと出会えるって
Wake up be here now
今ここしかない
君とめぐり会えた奇跡
この世に偶然などない
Wake up be here now
今ここしかない10. Born to love
青い青い青い砂漠にたおれ
最後の息で君を呼ぶよ
白い白い白い雲がちぎれて
君の笑顔になる
苦い苦い苦いことばかりで
生きてる意味さえわからなくなる
痛い痛い痛いほどの想いを君に伝えたい
ぼくらはなんのために生まれてきたんだろう?
なくした言葉が聞こえてくる
We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ
黒い黒い黒い闇を背負って
ぼくは今日まで生きてきた
いつもいつもいつも自分に嘘をつき
ひとりおびえていた
なにがなにがなにがしたいんだ
自分のことさえわからないから
せつないせつないほどの気持ちが君にとどくかな
ぼくらはいつまで憎み合うのだろう?
遠い約束を思いだすよ
We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ
赤い赤い赤い子宮のなかで
最初の夢を見ていたんだ
暗い暗い暗いトンネルをすべって
この世界と出会った
甘い甘い甘い唇かさねて
君の孤独を吸い出そう
寒い寒い寒い肌をからめて
深い傷をなめよう
ぼくらはいつのまに置き去ってしまったの?
裸の子どもが泣いているよ
We were born to love
We were born to love
ぼくらは愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
すべてを愛するために
生まれてきたんだ
We were born to love
We were born to love
君を愛するために
生まれてきたんだ11. おまえの舌苔を陽にさらせ
ジャンクこそ神だ
静脈に突き刺さる針の痛み
それが祈りだ
真夜中の迷路 雪解けの路地を
血走った眼球を落としそうになりながら走りつづける
どこだ どこだ どこだ
神はいったいどこに隠れているんだ
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
101 South 6th St Brooklyn
それがボクらの大聖堂だ
六〇畳にもおよぶ地下ロフト
日も射さず 風呂もなく 家賃も払えず
コンクリートの天井から下がるサンドバッグを殴りつづける
祈れ 祈れ 祈れ
ボクたちに許されているのは
ひたすら祈ることだけなんだ
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
深夜のJトレインには
森から逃げ出した小人たちが乱舞する!
フルボリュームのカセットデッキ
極彩色のスプレーペイント
彼らは白雪姫を強姦した罪で
一生追われつづけるんだ
なんという幸福な一生だろう
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
「火をかしてくれないか?」
客待ち顔の娼婦にきいた
「フェラだけなら十ドルでいいわ ジャンクと同じ値段よ」
十四丁目で売ってる安物の香水がからむ
「火がほしいんだ」
礼儀上タバコを差し出したとたん
「うす汚い寄生虫!」
娼婦が投げつけた紙マッチがボクのほほを打つ
ひざまづいて拾おうとする後頭部に唾が吐き捨てられる
「あたしたちは体をはって生きてんのよ!」
娼婦より卑しい階級に堕ちた喜びを誰が知ろう
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
「撃っちまえ! 撃っちまえ!」
こめかみに当てられた銃口の冷たさ
暴漢はボクのポケットをまさぐり
十ドルの全財産を強奪する
大切なのは生きのびることだ
明日打つジャンクのためだけに
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
突然バンから飛び出してきた警官たちは
いっせいにボクにつかみかかる!
のどもとに食いこむ警棒
手をつかされたボンネットの渇望
足をけり広げる鉄板ブーツの欲望
やつらは自分のコカインが切れたときジャンキーを襲う
思う存分愛撫するがいい
残念ながら三パックは靴下のなかさ
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
おぞましい重低音の唸りをあげて
野犬の群が襲いかかる
街灯に閃くよだれと狂暴な牙
ボクのけがれた肉塊で飢えた胃袋を満たすがいい
奈落の井戸を落下していく
ひとつの
腐ったトマト
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
肛門に突き刺さった頭
肩車で愛人をかかげ
チューブから酸素をほおばる双生児たちよ
肛門にねじりこまれた拳
上腕筋の根本まで腸内に受け入れる苦行僧よ
「いったいなんのために?」
子孫を残すためだけに愛を語る愚かな質問はやめろ
悟りを開くためだけに禅を組む安全な修行をやめろ
極北の苦悩を受け入れるものだけに
門は開く
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
イーストリヴァーに浮かんだ友よ
炭酸ガスで膨らんだ水死体を引きあげるな
親もとからくすねたジャンクの名は
「青い月ブルームーン」
夜の海を漂う風船は
惑星の泡となって月へ帰る
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
セント・ヴィンセント・ホスピタルによこたわる友よ
同じジャンクを分け合った針兄弟よ
「エイズは悪魔なんかじゃないよ
ただでモルフィネの点滴を受けられるなんて
ジャンキーたちが夢見た天国じゃないか」
おまえの留置針を今すぐ引き抜き
ボクの腕に突き立てろ
今夜もまた世界中の闇に
呪われた血液をいっぱいにつめた
針の雨が降る
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
白昼の路上で手淫する乞食よ
世界中の子宮に拒まれた精子よ
悲鳴をあげる主婦たち
のけぞり笑う女子高生の群
飽食に肥えたブロイラーたちを
酸性雨(アシッドレイン)となって焼き溶かせ
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
みんなみんな狂ってて
それに気づいちまった不幸な連中だけが
至福の正気に到達できる
まるで狂人たちのションベンを毎日飲まされても
あんなにおだやかに笑ってる便器のようだ
おまえの舌苔を陽にさらせ
さもなくば永遠にくたばれ!
亀の島に屹立する巨大な注射器
皇帝楼エンパイア・ステート・ビルディング
世界中の薬物信者たちがひれ伏す仏塔(ストゥーパ)よ
赤いランプの灯った針先で
われわれの欲望を天にとどけたまえ
宇宙の毛細血管のすみずみにまで
この祈りがとどくよう
永遠にわれわれが不幸でありますように
幸福の罠から守りたまえ12. おやすみ
ぼくのうででおやすみ
みんなわすれて
くろいまつげぬらして
あらいながそう
おやすみ ひとりぼっちじゃないよ
ひとみとじればあえるよ ここにいるよ
おやすみ あしためざめたらきっと
あたらしいいのち そっとだきしめるんだ
ぼくのむねでおやすみ
かおをうずめて
ひえたゆびをくるんで
うたってあげる
おやすみ おもいださなくていいよ
ゆめだったんだ すべておわったんだ
おやすみ あしためざめたらきっと
うまれかわるんだ すべてはじまるだ
おやすみ
おやすみ
おやすみ
おやすみ2011年1月リリース。12曲。
All songs written by AKIRA